バンクシー2024年新作はどんな絵何を意味している?場所はどこにある?

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ストリートアーティスト(路上芸術家)として有名なバンクシーですが、2024年3月18日に新作を認め大きな話題となっていますね。

そこで今回は、バンクシーの2024年新作は一体どんな絵で、何を意味しているのかと、描かれた場所はどこにあるのかについて調査してみました。

バンクシーと言えば、壁や橋など公共物に描かれた作品が有名で、未だに謎の多い人物です。

新作が発見されるたびに注目を集めている彼ですが、今回はどのような作品だったのでしょうか?

詳細をまとめてみましたので、気になるという方は、ぜひこの記事を読んでみてくださいね♪

バンクシー2024年新作はどんな絵何を意味している?

新作はもちろん、過去作にまで未だ注目が集まるバンクシーの作品。

今回の実在する枯れた木を利用した作品は、天然の木と呼ばれ、環境に対するメッセージなのではという声が多く上がっています。

バンクシー本人も、Instagramアカウントで自身の作品であることを認めています。

さて、バンクシーと言えば、デザインが切り抜かれた型を使って、スプレーなどの画材を吹きかけるステンシルと呼ばれる技法の作品をイメージする方が多いのではないでしょうか?

赤い風船に手を伸ばす少女が描かれた『風船と少女』(『愛はごみ箱の中に』)や、ピッチャーのように花束を投げようとしている男性が描かれた『花束を投げる人』(『愛は空中に』)などは、大変有名な作品ですよね。

バンクシーはこれまでに作品を通して、政治問題や平和問題に対するメッセージを発信し続けてきましたが、環境に対するメッセージとされる今回の作品は、一体どんな絵で、何の意味が込められているのでしょうか?

バンクシーの2024年新作『天然の木』について、更に詳しく調査してみました!

バンクシー2024年新作はどんな絵?

先ほどもお伝えしたように、バンクシーの2024年新作は『天然の木』(『tree』)と呼ばれています。

タイトルから、木が描かれている様子をイメージするかと思いますが、バンクシーによって描かれたのは緑の木の葉となる部分で、この地域では道路標識などに使う色と同じだそうです。

隅には、お馴染みのステンシル画の人物が描かれていますが、手にはスプレーペンキを手にしていて、その人物が木の葉を描いたようにも見えます。

すぐそばに実在する枯れ木越しに木の葉が描かれた壁を見ることで、緑の葉が生い茂った木というひとつの作品となるんですね。

また、人物が手にしているのは、スプレーペンキではなく、圧力ホースなのではないかという意見もあります。

バンクシー2024年新作は環境に対するメッセージ

遠巻きでは、木の葉が青々と生い茂った大木に見えるこの作品ですが、実際は1枚の葉も付いていない桜の木だそうで、枝もカットされています。

広い森林地帯だったこの地域では、中世時代に放牧用の森林が伐採されるという出来事がありました。

この作品についてバンクシー本人からのコメントはないものの、このような意見が聞かれました。

  • 枯れ木(自然界)にも、まだ明るい未来がある
  • 環境や自然破壊への懸念、警鐘なのでは?
  • 美術館をターゲットにした環境活動家への皮肉メッセージ
  • この地域の温室効果ガス排出ゼロ運動と関連した作品では?
  • 圧力ホースであれば、温室効果ガスを加速させる原因でもある炎を消すという意味では? など

様々な憶測が飛び交っていますが、現時点で真意は謎のままです。

バンクシーとは一体誰で何者?

世界一有名と言っても過言ではないストリートアーティスト、バンクシー。

未だ謎の多い彼について、まとめてみました。

  • 名前:バンクシー
  • 生年月日:非公表
  • 活動拠点:イギリス
  • 職業:ストリートアーティスト、政治活動家、映画監督、大学名誉教授

覆面アーティストとして活動しており、素性のほとんどは不明です。

政治や軍事、環境などについて多くの作品で各国にメッセージを残している彼は、2002年に展覧会のため日本に訪れた過去があります。

その際に描かれたのではないかとされる『アンブレラ・ラット』(『東京ネズミ』)は、当時大変大きな話題となりましたよね。

ステンシル技法で描かれたバンクシーらしい作品ではあるものの、本人からコメントは発表されていません。

現在は、日の出桟橋にある東京湾クルージングレストラン内で無料展示されています。

バンクシー2024年新作場所はどこにある?

バンクシーの2024年新作『天然の木』は、イギリスの首都ロンドンの、水と緑の街として知られるイズリントンフィンズベリー・パーク」で発見されました。

先ほどお伝えしたように、緑と自然が豊かだったフィンズベリー・パークは放牧地でしたが、中世に森林伐採が行われてしまったのです。

また、イズリントン地域は、2030年までに温室効果ガスの排出を正味ゼロにするという目標を掲げています。

木の葉に使われている緑のペンキは、イズリントン地域の道路標識などと同色であることも分かっており、そんなイズリントン地域に同調した作品では?という意見もあるんです。

まとめ

▷ バンクシーの2024年新作は『天然の木』で、実在する木を利用した作品

▷ 環境破壊や一部の環境活動家に対するメッセージや皮肉の可能性が高い

▷ バンクシーの2024年新作が描かれた場所は、イギリスの首都ロンドン・イズリントンにある自然豊かな公園フィンズベリーパーク

今回の新作も大きなニュースとなりました。

作品を目で見るだけでなく、その中に込められたメッセージについて知り、考えてみることも必要かもしれませんね。