全国のお店でレジ袋が有料化される中、日本マクドナルドも無料での提供を終了させることを発表しました。
そこで今回は、マックのレジ袋有料化はいつからで、その理由はなぜなのか、さらにテイクアウトの紙袋は無料で貰えるのかについて調べてみました。
レジ袋と言えば、今ではスーパーやコンビニなど多くの店舗で有料化されていますよね。
そんな中、これまで無料提供してきたマクドナルドが有料化へ踏み切った背景についてまとめてみました。
マックレジ袋有料化いつから理由はなぜ?
マックこと日本マクドナルドがレジ袋を有料化する時期は、2024年4月3日からとの発表がありました。
対象となるのは、長崎県のマクドナルド23店舗のプラスチック製レジ袋で、価格はサイズ問わず1枚5円となります。
- 2024年4月3日〜
- 長崎県内のマクドナルド23店舗対象
- 価格は1枚5円
加えて、今後はリサイクル可能な素材や環境にやさしい認証素材などを利用したパッケージへ移行を進めていくそうです。
マクドナルドの紙袋には持ち手がないため、一度にたくさんの商品を購入した際などは、まとめて持てない分 少し不便ですよね。
また、ドリンクやシェイク、マックフルーリーなど容器に水分が付きやすいものにも水をはじくことができる素材のレジ袋は大変便利です。
それでは、利便性に長けるレジ袋を無料で提供してきたマクドナルドが、有料化へ踏み切った理由は何なのでしょうか?
次で詳しくご紹介していきます。
環境問題への対策が理由
マクドナルドのレジ袋有料化は、近年、世界で深刻化している環境問題が理由です。
中でもプラスチックは、環境にこのような影響を与えることが分かっています。
- 気候変動で地球温暖化となる
- 環境汚染や廃棄問題
- 生物への悪影響
日本マクドナルドが2030年までに50.4%削減を目標にしている温室効果ガスは、プラスチックが影響すると考えられています。
また、生物への悪影響の例で有名な、ウミガメの問題を耳にしたことがある方は多いのではないでしょうか?
直接的な関係は無いように思われますが、ポイ捨てやごみの処分方法が適切でないなどの理由により、プラスチックゴミが海へ流れ出ることがあります。
エサと見間違えたウミガメが、誤食してしまい起きている問題です。
プラスチック製品を使っていく上では必ず伴ってくる環境問題を考え、使用率削減に向けた有料化だったんですね。
2020年レジ袋規制の時点では無料だった
レジ袋の有料化と言えば、2020年7月にプラスチック製のレジ袋の有料化が義務となり、既にコンビニやスーパーなどでは実施されていますよね。
マクドナルドは、その際の規制で対象にならないバイオマスという素材を使用することで、これまで無料での提供を可能としてきました。
2024年4月からが、初のレジ袋有料化の試みとなります。
2022年には紙・木製品の導入も
マクドナルドは2022年10月に環境問題に配慮した紙・木製品の導入を実施しています。
ドリンクのストローは紙製、ナイフやフォーク、スプーンにマドラーなどのカトラリーと呼ばれる製品は木製となりました。
特にドリンクに付属してくる紙ストローは、マクドナルドを利用する皆さんは頻繁に見かけるのではないでしょうか?
この試みでは、年間に約900tのプラスチックを削減することができると想定しているそうです。
マクドナルドによる環境問題の対策は、既に少しずつ進んでいたんですね。
マックレジ袋有料化は一部店舗から実施
先ほどお伝えしたように、マクドナルドのレジ袋が有料化されるのは2024年の4月3日からで、長崎県の23店舗が対象です。
「なぜ長崎県から開始されるのか?」という質問についてマクドナルドは「詳細は答えられない」と前置きをした上で、「各店舗の状況等を考えた結果」とコメントしています。
長崎県から始まるマクドナルドのレジ袋有料化について長崎県民はこのようにコメントしています。
- コンビニやスーパーなども有料化してきたので当然と言えるのではないか
- 紙袋で持てる範囲であれば問題ない
- 分別しやすいので良い
- ニオイや油分が気になるので、マイバッグやエコバッグは使いたくない
リサイクル廃棄率29位の長崎県は「他の都道府県と比較するとゴミの分別が浸透していないのでは」とコメントしていました。
全国でのレジ袋有料化はいつ?
2020年7月に開始となったレジ袋有料化では、全国に普及されるまでに何ヵ月か期間を要しました。
2022年に行われたマクドナルドの紙・木製品の導入はスムーズに進みましたが、今回は素材ではなく有料への変更です。
また、今回の有料化の際の消費者の意見や要望から、今後の対応を検討するとのことでした。
これらから考えると、全国での有料化には、少し時間がかかる可能性が高いと言えるのではないでしょうか。
マックレジ袋有料化テイクアウトの紙袋は無料で貰える?
レジ袋が有料化されると、希望した場合は1枚5円が別途でかかりますが、商品を直接入れる紙袋自体は無料のまま提供されるということです。
ただし、テイクアウトで一度にたくさんの商品を購入した場合は、手提げとなる袋がないと持ち帰ることは難しいでしょう。
これを機に、マクドナルド専用のエコバックなどを用意しておけばテイクアウトの際に便利ですし、環境にもやさしく一石二鳥ですよね♪
その際は、冷たい商品を入れたり、万が一ドリンクをこぼしてしまっても良いように、水をはじく撥水加工がされているエコバッグを選ぶのがおすすめです!
まとめ
▷ マックレジ袋有料化は、2024年4月から長崎県の23店舗で導入スタート
▷ マックレジ袋有料化の理由は、近年深刻化しているプラスチックによる環境問題対策のため
▷ テイクアウトの際の紙袋は無料提供を継続!
今回は、マックのレジ袋はいつから導入されるのかと、その理由をメインに調査してみました。
テイクアウトの際の紙袋は無料のままだということなので安心ですね♪