『ガキ使』こと『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!絶対に笑ってはいけないシリーズ』といえば、楽しみにしている方も多い大晦日の人気特別番組です。
2024年の放送も中止されると発表されましたね。
代わりに放送されるのはなんと「ゴチになります」とのこと。
ガキ使は2021年12月31日分から放送中止されていることも有名なお話ですよね。
今回は、『ガキ使2024』が中止になった理由を、3つの観点から詳しくご紹介していきたいと思います。
ガキ使がないとどうやって年越ししたらいいか分からない世代です。
今年は何を観よう・・・
ガキ使放送中止の理由1:罰ゲームが時代に合わない
元々『ガキ使』の笑ってはいけないシリーズは、番組内の対決で敗北したメンバーを対象に行われていた企画です。
そんな『ガキ使』が、近年テレビ業界のコンプライアンス的観点から厳しい目を向けられているのも事実です。
手軽で真似しやすい内容であることで、いじめを助長する、または繋がりかねないとの声が多く出ています。
始まった当初は、笑いの取り締まり厳しく、けつバットもがちだよね#ガキ使 #GoToラスベガス24時 pic.twitter.com/R5KsxrX8lz
— やんま(出向を命じられた男) (@AEYFQWkPaiQFclr) December 31, 2020
2003年に放送された1作目での罰ゲームは、お馴染みのケツバットではなく、吹き矢を使ってお尻に本物の針を刺すといったものだったのです。
実際はさほど痛いものではないと公表されていましたが、一部視聴者からの心配の声を受け止め、2作目からはケツバットに変更し対応しました。
笑ったら罰ゲームという企画で長年楽しまれてきた『ガキ使』ですから、番組の重要な部分を変更するのは難しいことかもしれません。
しかし罰ゲームというのが既に令和の時代には合わないのかもしれませんね。
コンプラ的にもかなり厳しい時代になったので、ガキ使はそもそも今の時代には難しい番組なのかもしれません。
ガキ使放送中止の理由2:BPOの指摘
シリーズが放送中止となった際、松本人志さんがBPOというワードを出したことで、放送ができない理由としてBPOが関係しているのではないかと噂されました。
今回で言うBPOとは、「痛みを伴うことを笑いの対象とするバラエティー」を審議することです。
しかし、関係者やご本人の口から、BPOは無関係であるとの言葉がありました。
松本人志、BPOの審議入りで「笑ってはいけない」を不安視する報道に「むしろ俺はBPO側やからね」 : スポーツ報知 https://t.co/D8K74rmoBX
— 🇯🇵ななし@若月推し ◢͟│⁴⁶🗻🍵 ★ JQ2KPP /フジNZ46🎤 (@JQ2KPP) September 5, 2021
また、この規制が制定されたのは2021年8月、『ガキ使』の放送中止が決まったのは2021年3月であることから考えても、BPOは無関係である可能性もあります。
2023年にはBPOから「予見できる痛みは対象としていない」という意見書も提出されていますので、これまで通りの番組内容であれば問題はないですね。
ガキ使放送中止の理由3:ダウンタウン松本が芸能活動休止中のため
ここまで、罰ゲームやBPOに焦点を当ててきましたが、やはり一番は松本人志さんが芸能活動を一時休止している影響が大きいと予想されます。
ガキ使のメインタレントはもちろんダウンタウンのお二人ですね。
この二人抜きには番組が成立しません。
松本さんが昨年末よりプライベートな問題で芸能活動を一時休止されています。
現在はレギュラー番組を全て降板し、CMも出ていません。
まだ裁判が行われている最中なので、2024年末の番組出演および復帰は不可能ですね。
なので松本人志さんがいない以上、2024年は早々に放送中止が発表されたと思われます。
日テレ、大晦日特番で「ゴチ」 「ガキ使」休止から4年 羽鳥アナ「負けた人は年を越せるのでしょうか?」/芸能/デイリースポーツ online https://t.co/yUOEJQpq3a #DailySports
— デイリースポーツ (@Daily_Online) November 7, 2024
昨年までは番組の構成にも携わることのある松本人志さんは、公式XやMCを務める番組内で何度か『ガキ使』とご自身の活動について言及していました。
コロナ禍での撮影で番組のクオリティーが下がることを懸念しており、
公式Xでは「クオリティーを下げてまで番組を続けるのは楽しみにしてくれている方々に対して尻よりも心が痛いです。」と発言していました。
コロナ禍において【笑ってはいけない】の収録は難しいと去年つよく感じました。クオリティーを下げてまで番組を続けるのは楽しみにしてくれている方々に対して尻より心が痛いです。
— 松本人志 (@matsu_bouzu) September 21, 2021
ユーモアを交えていますが、番組のクオリティーが下がることを懸念していることが分かりますね。
番組内ではこれまでに出演陣の距離が近いシーンも多々ありましたし、ソーシャルディスタンスやマスクなどの感染対策によってコロナ禍での撮影には苦労されたことが予想できます。
お笑い番組やバラエティー番組は特に、表現の幅が狭まることで番組のクオリティーを左右されてしまうのではないでしょうか。
ダウンタウンの『ガキ使』に対するモチベーションの低下
『ガキ使』の笑ってはいけないシリーズは、2006年から2020年まで大晦日恒例の特別番組として15年間放送された長寿番組です。
最年長であるダウンタウンのお二人は2024年現在61歳。
松本人志さんに関しては、MCを務めている番組内で、65歳での引退を示唆する発言が何度かありました。
今後の松本人志さんが復帰されるかどうかにもよりますが、罰ゲームなどの身体的な負担が多く、モチベーションを保てないこと、コンプライアンスの観点から制限が増えたことで、来年以降も放送がない可能性もありますね。
ガキ使のエア罰ゲーム。
— 松本人志 (@matsu_bouzu) November 8, 2021
オレの笑いにはああいう裏のかき方もあるのだよ😏
まとめ
▷放送中止の理由は罰ゲームやBPOの面で時代に合わないからという可能性
▷メインタレントであるダウンタウン松本人志が芸能活動休止中だから
▷ダウンタウンのモチベーション低下の可能性も
大晦日の年越しに『ガキ使』を視聴していた方も多いのではないでしょうか。
4年にわたり中止されていることから寂しさはありますが、ご本人たちの意見を尊重してほしいですね!
過去のガキ使はHuluにて配信されています♪
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