上坂樹里が語る仕事観・人生観インタビューまとめ【朝ドラヒロイン】

俳優

2026年3月30日スタートの朝ドラ「風、薫る」で、2,410人のオーディションを勝ち抜き主演を掴んだ上坂樹里。20歳にしてすでに「朝ドラヒロインになる」という夢を有言実行した彼女は、インタビューでどんな言葉を語っているのでしょうか。

「壁から逃げないこと」「悲しいときはとことん悲しむ」「一人の人間として進化したい」——その言葉には、20歳とは思えない芯の強さと、等身大の素直さが同居しています。

この記事では、各種インタビューで上坂樹里が語った仕事観・演技論・人生観の言葉をテーマ別にまとめました。

上坂樹里ってどんな人?素顔のキャラクター

項目内容
生年月日2005年7月14日
出身地神奈川県座間市
所属エイベックス・マネジメント・エージェンシー
趣味読書、映画鑑賞、書道
特技新体操(小学校2〜6年)、人前でのスピーチ
家族構成三姉妹の末っ子
学生時代小学校:児童会長 / 中学校:生徒会長

三姉妹の末っ子として生まれ、幼い頃から活発で社交的な性格。小学校では児童会長、中学校では生徒会長を務めるなど、人前に立つことへの度胸は子どものころから培われていました。

もともとはAKB48などのアイドルに憧れてアナウンサーも視野に入れていたという少女が、母親の知人に勧められてエイベックスのオーディション「キラチャレ2017」を受けたことをきっかけに芸能界の道へ。その後、演技の世界にどんどん引き込まれていきます。

「朝ドラのヒロインに」——17歳のころから変わらない夢

上坂樹里にとって、「朝ドラヒロイン」はずっと公言し続けてきた夢でした。

「ミスセブンティーン2021」に合格したばかりの17歳のころ、すでにこう語っていました。

「朝ドラのヒロインをできるような女優さんになりたいと思ってます!」 (日刊スポーツ、2021年9月)

その後も、インタビューのたびに同じ夢を繰り返し口にし続けます。

「女優業の目標について以前から『朝ドラのヒロイン』と語っていますが、その思いは今も変わっていません。一つ一つ、いろいろな作品に出会いしっかりと向き合うことで、ご縁も生まれるだろうし、女優としての力にもなっていくと思うんです」 (マイナビニュース、2025年1月)

夢を口にして逃げずに向き合い続けた結果が、2,410人のオーディション突破という形で結実しました。

夢を叶える秘訣は「壁から逃げないこと」

夢を追いかける読者へのメッセージを問われると、上坂はこう答えています。

「壁から逃げないこと。自分の前に立ちはだかるものを恐れない。そのときが来たときにちゃんと正面から向き合える自分でありたいなと思います」 (モデルプレス、2025年7月)

この言葉は2024年11月のインタビューでも同様に語っており、「御上先生」の撮影や朝ドラオーディションを経た後でも「前回言ったことと変わらずです」と一貫した姿勢を崩しませんでした。

「壁から逃げない」という言葉は、何度も落選を経験しながらも諦めずに挑戦し続けてきた上坂自身の生き方そのものです。

「4度落ちても諦めなかった」オーディション哲学

上坂樹里の人生には、何度も跳ね返されながら諦めなかったエピソードが随所に登場します。

「ミスセブンティーン」は4度目の挑戦で合格

1〜3回目はすべて書類選考で落選。それでも諦めなかった秘訣についてこう語っています。

「それまでと考え方を変えようと思って、生活習慣を変えたり、ご飯とかもしっかり栄養バランスを調べて家族に協力してもらったり…。そこが一番自分的に頑張ったかなって思います」 (日刊スポーツ)

「努力する方向性ごと変えた」という視点の転換が印象的です。

朝ドラオーディションも3回目で合格

「風、薫る」のオーディション合格は、実は朝ドラオーディション3回目での悲願でした。2,410人が参加した大規模なオーディションを勝ち抜いた発表の場では、感極まって涙を流しました。

「まさかもう一人の主人公を演じさせていただくとは思っていなくて、今この場に立たせてもらっていることが夢のようです」 (朝ドラ発表会見、2026年)

演技への向き合い方・役作りのこだわり

「目のお芝居」「表情の細かい部分」にこだわる

映画出演を夢に掲げていたころ、その理由についてこう語っていました。

「自分を映画のスクリーンで見ることが一つの夢で、大きい画面だと表情が良く見えると思うんです。そういう時の目のお芝居だったり、表情だったり、細かい部分を今年色々な現場で学んだので、撮られているときにそういうものを表現できるように、もっと表現力をつけて作品に出演したいなと思います」 (日刊エンタメクリップ、2023年)

「目で語る演技」への意識は、20歳前後の若い時期から一貫しています。

「役と自分の似ているところ」から入る役作り

「御上先生」で演じた真面目な学生・東雲温については、こんなアプローチを語っています。

「真面目という部分に関しては、演じていてもすごく自分と似たところを感じます。東雲には周りに対してすごく敏感なところがあったり、強がってしまうところもあったりして、そういうところも自分に似てると思います」 (エイベックス公式インタビュー、2025年)

「役と自分の共通点を見つけて入口にする」という自然体の役作りが、上坂の透明感ある演技につながっているのかもしれません。

経験を次の役に活かす積み重ね

「生理のおじさんとその娘」(2023年)では末っ子なのに姉役を演じるという難役に挑戦。その経験を「ビリオン×スクール」での演技に活かしたと語っています。一つひとつの現場での学びを次に繋げていく姿勢は、デビュー当初から変わりません。

「悲しいときはとことん悲しむ」感情との付き合い方

メンタル管理について問われると、上坂の答えは独自のリズム感がありました。

「私は1日を振り返って、仕事についてやそれ以外でも『あのときああいうこと言わなければよかったな』と反省会のようなことをしているんです。悲しいときはとことん悲しむことを大事にしていて、中途半端に無理やり前向きに考えるのではなく、とことん悲しんで次に切り替えるメリハリを意識しています」 (モデルプレス、2025年7月)

「無理に前向きになろうとしない」というこの言葉は、SNSを中心に多くの共感を集めました。感情を押し殺さず、しっかり感じ切ったうえで切り替える——このメリハリの良さが、彼女のしなやかな強さの源泉のようです。

「一人の人間として進化したい」20歳の決意

20歳を迎えた2025年の抱負について、こう語っています。

「一人の人間として進化したいです。進化の一年にしたい。今の現場でも毎日本当にたくさんの学びや、吸収させていただくものがありますし、2025年もたくさんの作品に関わって、役と向き合いたいです。お仕事以外でもこれまでの自分とは違った、ひとつ上の段階へ行けるように頑張りたいです」 (エイベックス公式インタビュー、2025年)

「俳優として」ではなく「一人の人間として」という言葉選びに、仕事と人生を切り離さず丸ごと成長しようとする姿勢が滲んでいます。

20歳の誕生日には「家族みんなでお酒を飲む」と決めていたとも語っており、仕事への意欲と家族との時間を同等に大切にする等身大さも魅力のひとつです。

憧れの先輩・刺激を受けた共演者たち

高石あかりからの学び

事務所の先輩でもある高石あかり(2025年後期朝ドラ「ばけばけ」ヒロイン)と「御上先生」で共演した際、こう語っています。

「あかりさんのお芝居を受けて自分がお芝居をする、という場をいただけたことが本当に幸せです。近くにそういう方がいると、励みになります。高石さんは今、『御上先生』でご一緒させていただいているので、お芝居をしている時間も、それ以外もとことん、いろいろなことを吸収させていただこうと思っています」 (マイナビニュース、2025年1月)

「ビリオン×スクール」では山田涼介と共演。撮影中に涙が止まらなくなった際、山田に救われた言葉があったとも語っており、「私1人じゃきっと何もできなかった」と振り返っています。

意外な素顔・趣味・好きなもの

もともとはファッションへの関心が薄かった

三姉妹の末っ子として育ち、幼少期は姉のお下がりを着ることが多かったため、もともとファッションへの関心は低かったとか。「Seventeen」専属モデルになったことで、おしゃれへの意識が大きく変わっていったそうです。

書道が趣味

特技のひとつに書道を挙げており、日常的に筆を持つのが好きとのこと。1st写真集のタイトル「日日是好日(にちにちこれこうじつ)」も、日々の積み重ねを大切にする彼女らしい言葉の選択です。

ドジっ子な一面も

「とにかく外で遊び、何もないところで転ぶことが多い」と語っており、クールな外見とのギャップが親しみやすさにつながっています。

アナウンサーも夢見ていた

「人前でしゃべったりするのがすごく好きだなって。人前に出ても動じない度胸は1つの武器なのかなって思います。だから、アナウンサーになりたいと思ったこともありました」と、人前に立つことへの情熱は幼いころから一貫しています。

「風、薫る」主演決定への思い

発表の記者会見では感極まって涙を流し、こんな言葉を残しました。

「まさかもう一人の主人公を演じさせていただくとは思っていなくて、今この場に立たせてもらっていることが夢のようです」

脚本の吉澤智子は彼女についてこう評しています。「台本を越え、上坂樹里さんの持つ存在感そのものに、”この子が直美なのか”と信じさせられてしまった」

制作統括の松園武大チーフプロデューサーも「まばゆく感じられるほどの光を放つ瞬間が随所に感じられた」と語っており、制作陣の全員が上坂の可能性を強く確信していたことが伝わってきます。

まとめ

上坂樹里が語る言葉に共通するのは、「諦めずに正面から向き合う」「感情に正直に、でもメリハリよく切り替える」「仕事も人生も丸ごと成長する」というテーマです。

17歳で「朝ドラヒロインになりたい」と宣言し、2,410人のオーディションを3回目の挑戦で突破するまでの道のりは、決して平坦ではありませんでした。何度も落選し、壁にぶつかりながら、それでも「壁から逃げない」という姿勢を貫いてきた。

「悲しいときはとことん悲しむ」——この言葉が象徴するように、感情を飾らずにさらけ出しながらも、しっかり前を向く。そんな上坂樹里の人間としての誠実さが、多くの人を惹きつける理由なのかもしれません。

2026年3月30日スタートの朝ドラ「風、薫る」で、どんな大家直美を見せてくれるのか。上坂樹里のここまでの歩みを知ったうえで観ると、また違った感動があるはずです。